ついに街へ

街に出た。
しかし0声かけ。
そもそも、声かけるぞーという思いもわかず帰ってきた。


久しぶりに人ごみの中に入ると、目から入ってくる情報が多すぎて
頭の中に言葉が溢れた。


うわぁーあの子のコート薄いピンクだなぁ。ハローキティーちゃん好きそう、とか
もごもごしゃべってるおじさまがキャバのキャッチと話しこんでるなー、とか。
カフェでとなりに座ってた3人組のギャルは、なんか生理こないんだけどーと
大声で話していたりした。入れ替わりで座った男子学生3人組は
ついこないだあったらしいコンパの話しで盛り上がっていた。
えっ、あの子近くでみたらちょっとヤバかったよ・・・えっ、マジで、とか。


頭の中はからっぽなのが心地よいと思うのだけど、
街に出るとこんなにずーーーっと何もかもが気になっていたっけ?
まるで海外の空港に着いた時のように、すべての光景がぶわぁーと頭の中に入り込んできて
ぼーっとしてしまった。


こりゃ、街に慣れるところから始めないとだな。